昨日は体育の日。とてもいい天気だったので家に居るのが勿体無くて、朝食を食べ終わると片付けるのももどかしく、いそいそと散歩に出かけました。
愛用のデジカメを首にかけ、のんびりと歩きます。
いつもの散歩コースから少し足を伸ばし、見知らぬ道を行くと、なんだかワクワクしてきます。
すると、金木犀の甘い香りが漂ってきました。
金木犀の香りは、甘いだけではありません。
夏が終わって秋になり、物寂しくなりかけたところに、
「秋は物寂しくなんかないよ」とでも言いたげに、やさしく漂ってきます。
その香りに誘導されるように進んでいくと、大きな庭のお宅の前に来ました。
庭をのぞいてみると、立派な金木犀が一株・・・・・
すると、そのお宅のご主人と思しき方が、こちらを見てニコニコしながらお辞儀しています。
「立派なキンモクセイですね、拝見してもいいですか」
「どうぞどうぞ」
「キンモクセイって香りはよくかぐんですが、じっくり花を見たことないです」
「そういう方は多いですね、比較的地味な花ですから」
「いまが盛りですか?」
「そうですね、年々咲くのが遅くなっているような気がします」
そういえば、金木犀の香りをかぐと、学生時代の学園祭を思い出すのですが、学園祭はもっと早い季節だったように思います。
「これも、地球温暖化の影響なんでしょうかねぇ」
と、言いながら優しく金木犀を見上げるご主人にお礼を言って辞し、散歩を続けました。
こんなところにも、地球温暖化を憂う人がいました。
秋晴れの休日、ちょっとした探検を楽しみながら、そして、改めて心を引き締める何かを感じながら、額に滲み出した汗をぬぐいながら歩くのでした。