出張で北海道の北見に行きました。
気温10℃の東京を飛び立ち、女満別空港に着いたら気温...0℃

更にそこからバスで40分ほど、北見に着きました。

寒いです。というか、空気が冷たいです。
ただ、宿に向かう道すがら、あらためて思いました。
東京の寒さと、北見の寒さは、質が違う、と。
大学時代、飛騨の高山から来た友人が言っていました。
「飛騨の寒さは、朝、外に出ると冷たい空気がからだに刺さって、その瞬間からだが縮こまるのだが、すぐにその冷たさに慣れて、それほど辛くない。でも、東京の寒さは、体の芯から寒くて、いつまでも震えが止まらず、外に出たくない」
そう、確かに東京の寒さは、なんというか、何もしたくなくなる、気持ちの萎えるような寒さ、それに比べて北見の寒さは、10℃も気温が低いにもかかわらず、気持ちが引き締まるような、凛とした寒さ、のように感じます。
それはなぜなのか...
ひなびたお寿司屋さんで、fromオホーツク海をいただきながら、考えてみました。
まず、気温以外で東京と北見で異なる条件というと、湿度です。
東京は寒くなると、一般的に空気が乾燥してきます。もちろん、雨や雪も降りますが。
北見では、あまり雪は降らないそうですが、湿度は高いのです。
そんなことから考えると、
はじめは、エンタルピ(温度と湿度を合わせた空気の熱量)が関係しているのかと思いました。確かにそれもあるでしょうが、エンタルピは温度が高い条件下では湿度による影響が大きくなりますが、温度が低くなるとそれほど大きな影響が無いはずです。
もっと別の理由がありそうです...
湿度、といえば蒸発です。
蒸発、といえば蒸発潜熱、つまり気化熱です。
気化熱は周りの熱を奪います。
湿度が低いと、からだの表面から水分の蒸発が多くなり(肌がカサカサになりますよね)、その気化熱によって熱が奪われ、実際の気温以上にからだの表面がより強く寒さを感じ、気持ちが萎えてしまうのではないか。
逆に、湿度が高いと、からだの表面で起こる水分の蒸発が少なく、奪われる熱も小さいので、温度による寒さは感じても、それに慣れてしまうとそれ以上はあまり寒さを感じず、むしろ空気の冷たさに気持ちが引き締まるのではないか。
夏もまた然り。東京のように高温多湿だと、からだの表面から奪われる熱が小さく、不快。
暑くても湿度が低いと、からだの表面から大きな熱が奪われるので、少しは快適。
という結論に至りました。
やはり、快適さには、湿度のコントロールが欠かせないのですね。
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ひとしきり考え事をした後に歩いた北見の夜は、とても暖かく感じました。
しかしそれは、湿度の関係ではなく、熱燗のおかげであったことは言うまでもありません。

北海道印の中身は、ぶり大根です。
身震いするほど美味しかったことは、言うまでもありません。