2010年10月
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レポート

- 2010.10.12
- 夕焼けだんだん
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秋の青空に誘われて、上野から谷中界隈を散歩しました。
上野公園を抜けて、徳川家の菩提寺、寛永寺を詣でて、谷中に向かいます。
谷中は、お寺が軒を連ねています。
本当に、軒を連ねている、という言い方が大げさではないくらい、お寺のとなりにまたお寺。
寛永寺の影響、江戸幕府の都市計画、たくさんのお寺が大火によって移築してきた、
など、様々な歴史があるようです。
数ある谷中のお寺の中で、(私の中で)最も有名なのが、全生庵。
幕末・明治の重鎮、山岡鉄舟が、明治維新に殉じた志士たちを弔うために、
明治16年に建立したお寺です。
またここは、落語中興の祖、三遊亭円朝の墓所でもあります。
毎年8月11日、円朝の命日には落語協会が主催して「円朝忌」が開かれます。
落語ファンにとっては、楽しみなお祭りです。私も、学生時代から何度となく足を運んでいます。
さて、日の傾きに気を取られ、影が長くなった頃、
谷中銀座のとばくちに着きました。
観光客と、晩御飯のしたくをする地元の方々で、たいへんな賑わいです。
メンチカツが有名な肉屋さんの前も、黒山の人だかりです。
私はなぜか、チャーシューをひとかたまり、買い求めました。
商店街の出口でしょうか。
緩やかな階段を、西を背にして登りきると、もうじき日暮里駅です。
緩やかな階段、
「夕焼けだんだん」、と呼ばれているそうです。
つまり、夕焼けの絶景スポット、だそうです。
知りませんでした。
知りませんでしたが、ちょうど、今がそのとき、夕焼けショウの佳境です。
「谷中ぎんざ」のゲートをくぐり、階段をゆっくり上りきり、振り向くと、

日本の、正しい、夕焼け空です。
そして、正しい日本の猫は、
いつもこうして、夕焼けを愛でるのです。

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