2009年8月
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- 2009.08.12
- No.08"顕熱(けんねつ)"と"潜熱(せんねつ)"とはどんな熱の事でしょうか?


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「熱」と聞くと、どんなものを思い浮かべますか?
やかんの水に「熱」を加えてお湯を沸かしたり、太陽の「熱」をイメージしたり、
風邪をひいて「熱」がある、などを思い浮かべるかも知れませんね。
人間が空間を快適と感じる要素には、「熱」が関係しています。
空調とは、実は、『快適な空間を作るために、熱をあやつること』が大きな要素になるのです。
さて、その熱には、"顕熱(けんねつ)"と"潜熱(せんねつ)"があります。
"顕熱"と"潜熱"とはどんな熱の事でしょうか?

今ここに、ビーカーに入った水があります。
これを熱していくと・・・。
もちろん、お湯になりますね。
さらに熱すると・・・

今度は沸騰し、お湯は蒸気へと姿を変えます。
この時の、『水→お湯』の変化の熱が"顕熱"、『お湯→蒸気』の変化の熱が"潜熱"です。
つまり、状態が変わらない時の温度変化に費やされる熱を"顕熱"、状態変化
のみに費やされる熱を"潜熱"というのです。
顕熱は温度の変化が見える、つまり顕(あら)わになるので顕熱、
潜熱は、温度の変化が見えない、つまり潜(ひそ)んでいる熱なので潜熱、というわけです。

では、水をどんどん冷やしていった場合はどうなるでしょうか?
先ほどと同じ水を今度は冷やしていくと・・・
ビーカーの中は0℃の水になります。これは温度変化なので、"顕熱"です。
さらに冷やすと・・・、
ビーカーの中は0℃の氷と水が混ざった状態がしばらく続きます。
この時の水が氷になる熱は、温度変化がなく状態変化のみなので、
もうお分かりですね。この熱は、"潜熱"です!

身近なところでは、注射の時にアルコール消毒をした際ヒヤっとするのも、
アルコールが蒸発する時の潜熱を、皮膚で感じているからなのです。
この顕熱と潜熱がどう空調に関係するのか・・・。その話は、また次回!!
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