空気と水の環境創造企業 三建設備工業

ZEB (ゼロ・エネルギー・ビル)

OUR TECHNOLOGY

効率化

高効率機種の採用による機器単体の効率化はもちろんのこと、同じ機能を実現するのに、より少ない動力ですむ効率的な設備システムの採用で省エネルギーを図ります。その一部を紹介します。

無差圧送水方式

空調ポンプの省エネ

無差圧送水方式は、中央熱源方式の空調ポンプに対する省エネルギー技術(搬送動力削減)です。一般的な空調ポンプの省エネ(図1)では、空調機の制御二方弁を負荷に応じて開閉させ、送水ポンプ(二次ポンプ)の吐出圧力が一定となるようにインバータでポンプの回転数を制御する変水量方式として省エネを図っています。しかしながらこの方法では、負荷の小さい時に制御弁は全閉近くまで絞られ、抵抗係数が大きくなるためポンプ動力に無駄が生じます。

無差圧送水方式

無差圧送水方式(図2)では、制御弁に替えて小型ポンプを設置し、負荷に応じて個別にインバータ制御します。主配管に通水する二次ポンプは、往き管と還り管(レバースリターン)の差圧がほぼゼロとなるようにインバータ制御します。これにより、個別ポンプも二次ポンプも、空調負荷に応じた必要流量と必要最少揚程で運転され、制御弁の通水抵抗もなく無駄な動力がかからず、大きな省エネ効果が得られます。

※関連特許 特許第3745357号

潜熱顕熱分離空調

従来の方式では、冷房時に室内湿度を一定に維持するには、除湿のために過冷却→再熱のプロセスが必要となる場合が多く、エネルギーの無駄が生じていました。潜熱・顕熱分離空調は、潜熱(主に外気負荷に由来します)と顕熱(室内負荷に由来)を分けて、別々のプロセスで処理する空調システムです。方法としては、ダブルコイル方式やデシカント方式などがあり、当社では放射空調パネルで温度の処理を行い、高性能調湿器で湿度の処理を行う高効率放射空調システムの導入をお勧めしています。

自然換気システム

扉や窓などの開口部を2箇所以上設け、機械に頼らずに、自然通風や室内外の温度差による換気を行うシステムのことで、パッシブ換気とも呼ばれています。

自然エネルギーを利用するため、ランニングコストの削減効果はありますが、有効利用するにはノウハウが必要です。外部風の風圧差を利用する風力換気と、室内外の温度差による重力換気があります。

居住域空調

室内の居住者近傍を対象として、効率的な空調を行う空調システムです。アンビエント空間や非居住域の温熱環境を緩和することにより省エネルギー性を向上させます。事務所ビルなどの執務空間を対象として、床吹出空調などのように居住者近傍に吹出口を個々に設置する方式があります。また、大空間・アトリウム空間のように天井の高い空間では、居住域空調の省エネルギー効果は大きく、採用事例も多い方式です。ほかにも工場の作業空間を対象としたスポット空調なども居住域空調の一種と考えることもできます。

当社では床面の温度をコントロールすることで、人にやさしい、穏やかな空調環境を実現する床放射空調システムも提供しています。