Interview#08
#08
T.U.
DX推進本部 DX推進部
2012年度入社
大学では化学を専攻し、「環境」をキーワードに就職活動を行う。省エネ等の観点から三建設備工業を知り、あたたかい雰囲気や挑戦を後押しする社風に魅力を感じ、入社を決意。小規模の設計業務から経験を積み、大型施設の設計や品質保証に関する業務を担うまでに成長。東京・北海道・北関東など各地で実績を残す。入社8年目からは試運転調整業務に従事し、三建設備工業としての仕事の締めの部分を担当。建築設備専用CADソフトの知見を深めたことがきっかけで現在の部署に異動となる。
Career
2012 - 2020
- 東京支店・北海道支店 設計部 ほか
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ダクト作図や簡単な計算書の作成・修正から経験を積み、大型病院の改修工事の設計やトラブル検討、新規物件の設計などを担当。北関東支店では現場業務や受注前の段階から積極的に関わり、物件の検討や図面作成を担当。
2020 - 2024
- 技術統括本部 生産システムグループ
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竣工間際の物件にて、測定・調整を行う試運転調整を担当。また、社内研修の講師や社内の中央監視に関わるプロジェクトの一員として業務にあたる。BIMを活用している物件で建築設備専用CADソフトの知見を深める。
2024 - 現在
- DX推進本部 DX推進部
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前部署で建築設備専用CADソフトに携わったことがきっかけで、社内のCADソフトを一新するための整備を担当。その後、現部署が新設されたタイミングで異動となる。
# 現在の仕事
グローバルスタンダードを目指し、
社内DXを推進する
経験の浅い社員でも、安定した品質の仕事ができるようなシステムを構築しています。具体的には、「工程管理の標準化」「品質管理の標準化」「施工管理の標準化」の3つの柱となるシステムと、その基盤の構築です。この体制を整えることで、担当者の技量で品質に差が生じたり、5年・10年かからないと一人前にならないということが解消され、社内の属人化された部分を標準化できます。
主に担当しているのは「システムの基盤」と「工程管理の標準化」の構築管理で、当社に所属するシステムエンジニアと仕事を進めており、それぞれの柱を担っているチームと日々連携を図っています。
使用しているシステム基盤は「Autodesk Construction Cloud」という製品です。世界的にシェアのある建設業界向けの統合プラットフォームなのですが、日本での活用方法がまだまだ未知数のため、他社の事例を調べるなど情報収集も仕事の一つです。
# 新部署への配属で感じたこと
自発的に行動し、
結果を残す難しさは
日々のやりがいに繋がる
今までの主な職種は設計・施工・現場支援、所属支店も東京・北海道・北関東と、様々な環境で仕事をしてきたことで「変化」や「新しいこと」に抵抗のない体質になったことは現在の仕事に役に立っていますが、これまで所属したどの部署よりも、自分で考えて自分で行動を起こしていかないといけないと感じます。常に挑戦が求められている点で、難しさや不安を感じることもありますが、それ以上にやりがいが大きいです。
所属や社歴などの変化もあり、社外とのやり取りは増えましたが、ここ最近では社外の委員会的組織にも参画したり、アメリカのイベントに参加したりと、多種多様な方々と仕事をするようになりました。
入社後3年目くらいまでは、社内の同部署で仕事をしていましたが、経験を重ね、見る世界も「設計」から「建築」、そして「建設業界+IT+世界」と、今までの業務・実績が糧となり、視野が大きく広がっていると実感しています。
# 印象的だった仕事
年に1度、アメリカで開催されている、システム基盤のメーカー主催イベント「Autodesk University」に参加したことです。世界中から建築関係者など1万人以上が参加する大規模なもので、世界各国の企業の活用事例などの発表が行われ、様々な刺激と情報に満ちた時間でした。
# 苦労したこと
アプリケーションを作成するソフトや、システムの土台となるソフトの使い方を覚える点は苦労しました。活用してもらえる形まで作り上げていくためには、「既存の方法」ありきではなかなかうまくいかず、試行錯誤しています。
# 業務効率化
スケジュール管理とタスク管理を、PCとスマートフォン両方で利用できるアプリケーションを使用しています。最近はAIも積極的に取り入れて活用していますが、情報整理など使い方次第では生産性が非常に上がるツールなので助かっています。