Interview#08
#08
内田 泰斗 Taito Uchida
技術統括本部
⽣産システムグループ
2012年度入社
大学では化学を専攻し、「環境」をキーワードに就職活動を行う。幅広い業界や仕事を見る中で省エネ等の観点から三建設備工業に興味を持つようになり、あたたかい雰囲気や挑戦を後押しする社風に魅力を感じ、入社を決意。入社後は設計業務を中心に携わりながら、北海道での業務も経験するなど、全国規模で活躍。現在は試運転調整業務に従事し、三建設備工業としての仕事の締めの部分を担当。また社員研修の講師を務めるなど、多方面で才能を発揮している。
Career
2012 - 2013
- 東京支店 設計部
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地方支店の設計協力を担当。図面のダクトや配管のサイズ入れのような簡単な作業を初め、図面を描く作業や簡単な計算書の作成・修正を行う。
2015 - 2020
- 北海道支店 設計部 ほか
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大型病院の改修工事の設計やトラブル検討、また新規物件の設計などを担当。本社に戻り、設計業務を経て、北関東支店で現場業務やフロントローディングで受注物件の検討・図面作成を担当。
2020 - 現在
- 技術統括本部 生産システムグループ
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竣工間際の物件に行き、測定・調整を行う試運転調整を担当。また、社内研修の講師や社内の中央監視に関わるプロジェクトの一員として業務にあたる。
# 現在の仕事
全員で積み上げてきた努力をまとめ、
お客様へお届けする“締め”の仕事
設計や現場業務を経て、現在は試運転調整を主に担当しています。試運転調整とは竣工の少し前に現場に行き、機械を動かした時に求められる風量や水量になるよう測定や調整を行う仕事です。私たちが施工する設備は、家庭用のエアコンのように設置して通電させれば正常に稼働するようなものばかりではありません。求めている量の150%も供給されてしまう箇所もあれば、50%しか供給されない箇所もあります。これらを調整し、すべて100%の綺麗な数値とすることで、正しい性能を発揮させるのが私の役割。いうなれば、当社が行う施工の“締め”に当たる部分であり、課題を解決してお客様に無事引き渡しを完了できた時は大きな達成感がありますね。まだ配属されて間もなく、経験できた物件数は決して多くはありませんが、これからも一つひとつ実績を積み上げていきたいと思います。
# 印象的だった仕事
諦めない姿勢と
あらゆる角度からの視点が
問題解決へと繋がる
ある現場で竣工後の運用において除湿が正常に行われないというトラブルが発生したことがありました。空気中の水分という発生源の特定が難しい課題に対して、原因であろうポイントのサンプリングなどを行いながら解決策を模索したのですが、なかなか正解に辿り着くことができず苦戦しました。とにかく仮説と検証を何度も積み重ね、自分だけでわからないときには周りの人の意見も聞きながら、なんとか原因を究明できた時はうれしかったですね。時間的余裕のない中での仕事でしたが、運も味方してくれたのだと思います。問題を甘く見ず、またさまざまな視点から原因を調査していくことの大切さを教えてくれた一件でした。
# ホッとするひととき
学生の頃から読書が趣味で、本を読んでいる時は頭の切り替えができてリラックスできます。昔はミステリーが好きでしたが、最近はヒューマンドラマやライトノベルなども読むようになり、楽しみの幅が広がりました。
# 私のまわりの⾒た⽬以上な⼈
同期であり友人でもある営業部の仲間です。彼は一生懸命な仕事ぶりで周りからも慕われていますが、あらゆることに情熱を注ぎすぎる性格で、休日の旅行のためにしおり作りまでしてしまうんです。そのバイタリティにはいつも驚かされます。
# 私の1年⽬
一言で表すと「貪欲」でした。新入社員研修では、建築や設備を専攻していた同期に負けたくなくて積極的に研修を受けましたし、仕事が大好きな先輩の下で、知識だけではなく仕事に対する姿勢や考え方なども貪欲に吸収しました。これらの経験が私の社会人としての土台を形成しています。