放射空調では天井面や床面、壁面等の温度をコントロールすることで、居住者の身体が発する熱を吸収したり、熱放射を抑えたりして温冷感を感じます。そのため、従来の空調に比べて、気流感がありません。また、送風による冷温風の空気対流がないため、場所によっての寒すぎ、暑すぎのムラが起こりにくくなります。
放射空調の特徴
放射空調により、解決できる課題
- ・風を感じない環境にしたい
- ・室内の温度ムラが大きい
- ・冷房が効きすぎて足元が寒い
- ・試写室・図書室などで、静かな環境にしたい
- ・再生可能エネルギーを有効活用して省エネルギーを図りたい
- ・執務者のウェルネス向上により、知的生産性の向上を図りたい など。
採用するメリット
①長時間じっとしている環境に最適な空調
放射空調は、長時間透析治療を受ける患者さんがいる透析室をはじめ、冷房に対して比較的苦手意識をもつお年寄りの方・病気の方・女性の方が多く利用される所に適し、室内の場所による温熱環境の差異が少なくなります。
※風を感じない、身体にやさしい空調です。
②再生可能エネルギーとの組合せで「省エネルギー」 (水式放射) 地中熱や太陽熱との水式放射空調との組み合わせにより、空調熱源に要するエネルギー使用量を削減することが可能で脱炭素社会の実現に大きく貢献します。
③知的生産性の向上( 快適性の向上) 放射空調 システムは、ドラフトによる不快感がなく、室内の温度ムラが少ない、室内が静か、などの特徴を持ち、快適性が高く、執務者のウェルネスに大きく寄与します。
水式放射空調の特徴
水式天井放射空調システム
高効率放射パネルは室内への放射に加え、放射パネルの開口部からゆっくりと室内に空気が出てくる対流の相乗効果で、高い効率となります。
軽量で高い耐久性放射パネルはアルミ製で三建設備独自の技術により、軽量化や十分な強度を確保しました。配管材も軽く耐久性のあるものを使用しています。
システム天井に対応汎用のシステム天井に設置可能。施工性に優れています。
導入事例
空気式放射空調の特徴
空気式天井放射空調システム
空気式天井放射空調システムは、天井チャンバー内を空調することで、間接的に天井面の冷却・加熱を行い、放射効果を得るシステムです。
放射パネルの冷却・加熱の際に、水を使わずに空気を熱媒体としているため、天井内の水配管を嫌うような場所に適しています。
600グリッドのシステム天井に設置できるなど、デザイン性に優れているため、病室や透析室など、天井を見る時間が多い場所には最適です。
空気式天井放射パネル
- ・気流を感じないので快適
- ・足元が冷えすぎない
- ・湿度を制御しているので快適
- ・設定温度が高めでも快適で省エネ
導入事例
体感ルーム
放射空調の体感ルームをご用意しています。何よりまずは体感が一番です。お気軽にぜひお越しください。見学のお申込み、お問い合わせは各事業所までお願いいたします。
つくばみらい技術センター
茨城県つくばみらい市絹の台4-5-1
0297-52-7101
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