当社社員のBIMエンジニア、Naw Zin Maw Thet(ノウ ズィン モーテッ)が、この度、buildingSMART International(以下、bSI)プロフェッショナル認定プログラムの「Foundation」をシンガポールで開催されたbuildingSMART International Summitにて取得しました。国内の設備工事会社が英語版で取得したものとしては初※の快挙となります。
認定が拓くグローバルなBIM連携
今回の英語版での認定取得は、三建設備工業がグローバルなBIMプロジェクトへの参画能力を一層強化する上で極めて重要です。bSIプロフェッショナル認定は、BIM(Building Information Modeling)における国際標準の理解度と実践能力を証明する世界的に認められた資格です。BIM推進に不可欠な中核技術である国際規格IFC(Industry Foundation Classes)の深い理解が特に重視されます。ノウ ズィン モーテッの「Foundation」資格取得は、IFCを含むBIMの基本原則に関する確かな知識を示すものであり、さらに、この認定を取得したことは、当社が国際的なBIMワークフローや協力体制に円滑に対応できる能力を大幅に高めたことを裏付けています。
国際標準BIMの推進と今後の展望
三建設備工業は、BIMの導入と活用を積極的に推進しており、国際規格であるIFCの理解が不可欠であると認識しています。今回の認定取得は、その積極的な取り組みの成果であり、今後も社員の資格取得を日本語版含めて奨励し、拡大していく方針です。
当社は、このbSIプロフェッショナル認定を、BIMの国際規格であるISO 19650への取り組みと合わせて推進することで、グローバル基準に則ったBIMの導入・活用をさらに加速させてまいります。この戦略的なアプローチにより、設計・施工プロセスの効率化、円滑な情報共有、そして国際規模での建築プロジェクト全体の品質向上に貢献してまいります。
※)当社調べ(2025年5月)
シンガポールでの認証:ノウ ズィン モーテッ