Interview#02
#02
鶴田 久美子 Kumiko Tsuruta
東京支店
エンジニアリング部
2011年度入社
人の生活や社会に不可欠なものに携わる仕事がしたいと考えて始めた就職活動。建築学を専攻していたことから次第に志望を絞っていったのがゼネコン、サブコンを中心とする建設業界だった。三建設備工業との出会いは、所属していた研究室の助教が三建設備工業出身者だったこと。事業内容や仕事のやりがいなどを詳しく教えてもらったが、一番印象に残ったのは、人とのつながりを大切にするカルチャーがあるということだった。さらに社長面接の際は肩の力を抜いて会話を楽しむことができ、風通しのよさを実感。“素”の自分でいられる雰囲気があると感じたことが、入社の決め手となった。
Career
2011 - 2017
- 東京支店 設計部/営業本部 技術部/
横浜支店 工事部(応援) -
病院、事務所ビルの設計に携わり、計算書・図面作成の業務を担当。その後現場常駐で設計変更、試運転調整に従事。
2017 - 2020
- 事業開発本部 技術部/東京支店 工事部
-
全国支店物件の設計支援等を担当後、現場常駐で施工管理、設計支援を担当後、2019年より1年間の育児休業を取得。
2020 - 現在
- 東京支店 エンジニアリング部
-
復職後、在宅勤務にて食品工場、オフィスビル・データセンターなどの設計・見積作業を担当。
# 現在の仕事
時代は変わっても
設計者としての本質は不変
現在担当しているのは工場の設計・見積業務。設計段階からBIM(※)を使った作図を行っていますが、納まり検討や見積作成においてもBIMデータを活用しています。今や建設業に必須の技術となったBIM。設計や施工図作成だけにとどまらず、あらゆる情報の一元管理を可能にするものであり、私の仕事も大きく変わったと実感します。
一方でわかりやすさ・伝わりやすさを心がけることの大切さに変わりはありません。仕事のスピードを重視しすぎると、勘違いが生じてかえって生産性が下がってしまうのは、今の仕事のスタイルにおいても同様だと感じています。
この仕事の面白みは、日常生活では立ち入ることがあまりない建物の図面を見ることや、現地調査に行けることなどです。食品工場で製造機械が食品を製造する様子を見たり、病院で最新の医療機械を目にしたり、ワクワクするような感覚を味わっています。
※Building Information Modeling
(ビルディング インフォメーション モデリング)
# 印象的だった仕事
現場の経験が
あらたな成長につながる
入社5年目、初めて現場に常駐した案件が印象に残っています。特殊な建物で、室圧制御や蓄熱槽など、あまり関わったことのない設備が多く、設計者としてとても勉強になりました。
設計変更に携わっていたので、変更した内容が施工にきちんと反映されているかの確認作業を行ったのですが、とにかく機器の数が多く、据え付けられている機器の番号に間違いがないか、チェックするのにかなりの時間を要しました。一見すると単純作業に見えるものの、慣れない中で決して気を抜くことが許されない業務のため、体力的にも大変だったのを覚えています。当時の週末といえば、近所のスーパー銭湯で体の疲れを癒してリフレッシュしていたことが懐かしい思い出です。
現場の1日の流れや現場員の動きなどを目の当たりにし、それらのすべてが自分にとって新鮮で、貴重な経験となりました。
# ホッとするひととき
夫とお昼ごはんを食べたり、コーヒーを淹れたりしながら、リフレッシュしています。休日は子供と児童館や公園に行って遊んだり、買い物に行ったりして過ごします。家族との時間が一番ホッとします。
# 私のまわりの⾒た⽬以上な⼈
「座右の銘は他力本願だから」と胸を張る上司がいました。一見無責任にも聞こえますが、実は現場では人に仕事をさせるのも腕の見せどころ。一緒に働く仲間をやる気にさせるためのおまじないの言葉だったのかなと思っています。
# 私の1年⽬
新入社員研修には仮想の建物の設備計画をするという課題がありましたが、そこで先輩社員からアドバイスをもらったのを覚えています。また同期の仲間が住む寮へ遊びに行き、一緒に勉強したこともいい思い出です。